ある事ない事書きなぐり

適当にやっています。

フリー同人商業の違い

日曜におめがさんとあったんですが、インタビューをされたという事を言ってました。
内容は、同人ゲームを学問にするのに調査してて話を聞きたい的な内容だったんですが、その話を聞いていて思うことを書いておきます。


同人ゲームを学問にするっていうのがどういうことをいうのか、想像できない部分があるので、的が外れてるかもしれませんがその点は了承ください。


流通経路とかの話なのかもしれませんが、ゲームを作る、という点で考えると、フリー、同人、商業に違いはないと思います。
ゲームは娯楽なので、相手がいて初めて成立するものなので、相手に楽しんでほしい、という意図がある限りゲームを作る、作りたい動機に違いはないでしょう。


そうして考えると、その相手が誰なのか、という事が一番の違いではないかと思います。


フリーゲームというものを作る動機、というのは、友人や、製作仲間などの近い仲の人をターゲットとして、時には自分もターゲットに入る場合もあるかもしれませんが、そういった人たちに楽しんでほしいと思うことではないでしょうか。
知っている相手と共通話題ができるというのはそれだけで会話が成り立つので、自分の行動を含めて相手に楽しんでもらう、という方法も使えます。


次に同人ですが、同人の定義もあいまいなので、お金をとれば、二次創作すれば、イベントに参加すれば同人なのか、という疑問は残りますが、仮に即売会で販売する事を同人とするとして続けます。
即売会やショップで販売する、というのは自費で生産するコストもかかりますし、金銭的な売り上げという要素も出てきます。
しかしターゲットをしぼった所で宣伝力があるわけでもないので、あまり意味がないというのも事実です。
僕の場合は即売会で販売する時は、相手がわからないので、黒字、赤字以前に、売れたら、配れたらうれしいくらいで考えています。
ターゲットを宣伝して来てくれた人ではないので、逆にそれ以上考えてもどうしようもないんですね。
でも宣伝したのをみて来てくれる人も中にはいます。知り合いであったり知らない人であったり。そういう人には喜んでもらえるような物を作りたいと思ってCDとか作ったりしています。
サークルの規模は、その規模が違うというだけのことだと思います。
売り上げを求めているのか、という問いには期待はしていないと答えますし、道楽でやっているというのは他の人も同じなのではないでしょうか。


商業であれば、売り上げを出す、という事がかかわってくるので同人までの売れなくてもいいというスタンスでは行かなくなってきます。
当然ターゲットの分母も大きくなっていきますし、それらが満足できるものにする、という本気度も大きく違います。


相手の違いというのが一番の違いなのかなと思いました。

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少し違う話。
版権物の二次創作というのはグレーであ、という前提があります。
二次創作をする人たちの心の中にはそういったグレーであるという後ろめたい気持ちという物があるかと思います。
ファン活動といっても内容にもよると思いますし、特にそれでお金を取っているならなおさらだと思います。


マジコンの話を聞くとかなりの数が普及いてしまっているように感じます。
そして、それが当たり前であるかの用に振舞われているような話を目にすると、グレーであるという認識が薄れているんじゃないか、という危機感を感じます。


動画サイトができたときにアニメMADが多く作られた時も、同じような気持ちになりました。
そして、それはCDRが普及した時も同じです。
今はデータのやり取りが手軽にでき、複製も難しくありません。
娯楽に対して対価を払う事のモラルが失われてしまうと、対価を払う小さいターゲットに対してしか製作ができなくなっていくという事も同じくいえると思います。
僕はコンピュータゲームが好きです。そうならないとよいなと思います。